日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、協会が定める新型コロナウイルス感染防止策のガイドラインに違反した親方2人の懲戒処分を決定した。

 時津風親方(46=元幕内時津海)は宮城県でゴルフをするなどの違反行為があったことに加えて、過去の処分歴も考慮され「委員から年寄への2階級降格」の懲戒処分。松ヶ根親方(46=元幕内玉力道)は食事などで不要不急の外出があったため「けん責」の懲戒処分とした。

 日本相撲協会の定款で懲戒は重い順に「懲戒解雇」「引退(退職)勧告」「降格」「業務停止」「出場停止」「報酬減額」「けん責」が定められている。