休場続きの白鵬&鶴竜に横審苦言 来場所以降は「激励」「注意」「引退勧告」の決議も

2020年09月28日 19時24分

芝田山広報部長(左)とともに会見した横審・矢野委員長

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会の定例会合が28日、東京・両国国技館で開かれた。矢野弘典委員長(79=産業雇用安定センター会長)は大相撲秋場所で休場した白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱について言及。「2横綱がそろって休んだ。過去1、2年を振り返っても断続的に休場が続いている。そういう状況について大変厳しい意見が出た。横綱は第一人者という自覚を持ってほしい」と苦言を呈した。

 白鵬は直近6場所で4度目の休場(優勝2回)。鶴竜は直近6場所で5度目の休場(優勝0回)で、昨年7月の名古屋場所を最後に1年以上優勝から遠ざかっている。横審の内規では休場が多い場合や成績不振などの横綱に対して出席委員の3分の2以上の決議で「激励」「注意」「引退勧告」等を行うと定められている。

 矢野委員長によると、出席委員の間からは横綱に対して決議をするべきとの意見も出たという。最終的に今回の決議は見送られることになったが「来場所の様子を見て横審として方向を決めていく」と明言。次の11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)で休場や成績不振の場合は何らかの決議が下される可能性が出てきた。

 横審は2018年11月の九州場所後に成績不振の横綱稀勢の里(現荒磯親方)に対して「激励」を決議。稀勢の里は19年1月の初場所で引退した。