「ネガティブ」「温厚」「インドア」悲願の初優勝・正代の愛すべき素顔

2020年09月28日 11時00分

優勝一夜明けのオンライン会見を行う正代

 優勝力士の横顔は――。大相撲秋場所(東京・両国国技館)で悲願の初優勝を達成し、大関昇進を確実にした関脇正代(28=時津風)は、これまでネガティブなキャラとして知られてきた。新十両会見では、報道陣から対戦したい力士を問われ「誰とも当たりたくない」と弱気発言。同席していた師匠の時津風親方(46=元幕内時津海)をあきれさせた。秋場所では後ろ向きな発言が影を潜めていたが、最後の最後で再び“弱気の虫”が顔を出すことに…。

 初優勝の前夜は明け方まで眠れなかったとした上で「目をつぶると相撲のことが頭をよぎった。どうしても自分の苦手な体勢になってしまう。悪いイメージが消えなくて」と告白した。

 普段から温厚で控えめな性格。時津風部屋の自室にあるテレビを若い衆に“強奪”されても「小さいテレビだったから、前から買いかえようと思ってた」と気に留める様子もなかった。

 趣味は「ONE PIECE」などのアニメや映画、ユーチューブなどのネット動画視聴のインドア派。秋場所前には部屋の力士と一緒に人気アニメ作品「メイドインアビス」を観賞して号泣するなど、涙もろい一面も見せた。

 また、近い世代の力士たちが次々と結婚していく中、あくまでも正代はマイペースを貫く。「いつになるやらですね。“行き遅れ”じゃないですけど(笑い)。変に周りに合わせてすることでもないですし、自分には自分のタイミングがあると思う。いつまでに結婚? そういうのつくっちゃうと焦っちゃうので」と自らの結婚観を語っている。

 優勝を決めると、花道を男泣きで引き揚げた。ついに覚醒した大器は愛すべき男なのだ。