大相撲秋場所14日目(26日、東京・両国国技館)、3敗の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が2敗の新入幕の翔猿(28=追手風)をはたき込みで下し、優勝争いに踏みとどまった。千秋楽で単独2敗の関脇正代(28=時津風)が3敗の翔猿に敗れ、貴景勝が結びで大関朝乃山(26=高砂)に勝てば、3敗で並ぶ3人による優勝決定戦(巴戦)になる可能性がある。他力ながら逆転Vの望みがある貴景勝は「集中して自分の持っている力をすべて出し切りたい」と表情を引き締めた。