【秋場所】3敗死守の朝乃山が〝沈黙解禁〟「元気ですよ。また見てほしいです」

2020年09月23日 20時19分

3敗死守の朝乃山「落ち着いて相撲が取れた」

 大相撲秋場所11日目(23日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(26=高砂)は小結隠岐の海(35=八角)を下して3敗を死守した。

 立ち合いから相手に力強く当たった朝乃山は左を差すと、豪快な上手投げで隠岐の海を転がした。取組後は2日目から貫いた沈黙をようやく解禁。「今日は自分の形で落ち着いて相撲が取れた」と安堵の表情を見せた。

 初日から3連敗というまさかの展開に「自分でもどうしていいか分からなかった」ようで「ショックでした。休場しようかと思った」と振り返るほど追い込まれていたという。それでも「4日目の白星がリラックスさせてくれたというか、気持ちが楽になった」と吹っ切れると、その後は本来の実力を発揮して8連勝。「大関として勝ち越し当たり前」と話すように、完全に自信を取り戻した。

 そんな朝乃山は「白星を取ってもすぐに(取材対応)はしたくないと思っていて、白星が先行したり、勝ち越しを決めればやろうかなと(思った)」と取材に応じた理由を明かす。一方で「応援してくれている人たちは記事を見るので、(答えないと)何かあったかと思われるので。自分は元気ですよと。また見てほしいです」とファンに自らの言葉を届けたい思いもあったようだ。

 優勝争いトップで2敗の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)らを追う立場だが「先のことを考えたら自分の相撲は取れないし、硬くなるので今日は今日、明日は明日と考えていきたい」。〝らしさ〟が戻ってきた大関から目が離せなくなってきた。