【秋場所】新入幕翔猿が勝ち越しでV争いトップキープ「今はいつでもチャレンジャー」

2020年09月22日 17時46分

下手投げで竜電に勝った翔猿(右)

 大相撲秋場所10日目(22日、東京・両国国技館)、新入幕の翔猿(28=追手風)が幕内竜電(29=高田川)を下手投げで破り、8勝目を挙げて勝ち越しを決めた。

 立ち合いから低い攻めを見せ、両前ミツを引く形。出し投げで揺さぶって体勢を崩すと、最後は左の下手投げで相手を土俵に転がした。取組後は「思い切り自分の相撲が取れている。胸を合わせたらキツかったので、胸を合わせないように。思い切り(相撲を)取っているので結果につながっている」と笑顔を見せた。
 新入幕で相手の力量も上がっているが、緊張することなく楽しんで場所を過ごしている。部屋に戻ればテレビを見ながらリラックス。「相撲のことは考えている」と次の日の対戦相手の研究などは怠らないが「今はいつでもチャレンジャー。十両の上位にいると、下(の力士)には負けられないという気持ちがあった」と十両時代とは違う気持ちで土俵に立てている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療従事者への感謝の思いも忘れない。まわしの青色は英国の「国民医療サービス」(NHS)が信頼と安全を表すシンボルカラーとして使用しているものと同じ。勝ち星を重ねることで反響も増え「いろいろな方から連絡をいただく」と責任の大きさも感じている。 

 ひとまず、場所前の目標の一つだった「勝ち越し」は達成した。しかし満足はない。「集中して、まだまだ暴れていきたい」。新星の快進撃はまだ止まりそうにない。