大相撲秋場所7日目(19日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(26=高砂)は幕内照強(25=伊勢ヶ浜)を下し、4連勝で4勝3敗とした。

 立ち合いから足取りを狙った相手に焦ることなく冷静にかわした朝乃山は、そのまま照強を土俵際まで追い込んで押し出した。取組後はこの日もノーコメントだったが、7月場所で同じような攻めに屈した〝苦い記憶〟を完全に払しょくした。

 白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱が不在の中、初日から3連敗と不本意な結果に表情が険しかったものの、白星を並べるたびに本来の自信を取り戻しつつある。大関貴景勝(24=千賀ノ浦)ら3人が1敗を守り厳しいが続くが、逆転Vへ連勝を伸ばしたいところだ。

 一方、関脇正代(28=時津風)は小結隠岐の海(35=八角)に突き落とされ、2敗目を喫した。