大相撲秋場所3日目(15日、東京・両国国技館)、2度目の優勝を目指す大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が幕内北勝富士(28=八角)に屈して今場所初黒星を喫した。立ち合いから前へ出て押し込んだが、途中で引いてしまう悪癖を露呈。逆襲に転じた相手に一気に押し出された。

 取組後は報道陣の取材に応じず、国技館を後にした。今場所は白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱が休場。場所前には「番付上位が両大関。自分たちが一生懸命、結果を残していかないといけない」と看板力士としての責任感を口にしていたが、早くも序盤戦で土がついた。