【秋場所】朝乃山と貴景勝の2人の大関が初日に明暗

2020年09月14日 06時15分

すくい投げで遠藤に敗けた朝乃山

 白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱が不在で幕を開けた秋場所は〝最高位〟で明暗が分かれた。

 7月場所で最後までV争いに絡んだ大関朝乃山(26=高砂)は、小結遠藤(29=追手風)のすくい投げに屈し「攻めを急いでしまった。焦っていたので悪い形になったと思います」と反省。これには土俵下の藤島審判長(48=元大関武双山)も「朝乃山は合口が悪い。右と左のケンカ四つ。のけぞりながらいちかばちか、勝負をかけたが、ああいう形になってしまった」と敗因を分析した。

 一方、今場所前に元大関北天佑の千葉勝彦氏(2006年に45歳で死去)の次女で元モデルの有希奈さん(28)との婚約を発表した大関貴景勝(24=千賀ノ浦)は、先場所に復活優勝を果たした幕内照ノ富士(28=伊勢ヶ浜)を押し出して白星発進。左ヒザ負傷で先場所は途中休場したが、藤島親方は「(休場明けで)不安な部分があるが、会心の相撲だった」と太鼓判を押した。

 V候補最有力とされる朝乃山の黒星スタートに「(横綱不在は)逆に言えば、みんなにチャンスがある。1敗、2敗、3敗でも食らいついていけば先場所(幕尻V)の照ノ富士のようなこともある」(藤島親方)。今場所も〝戦国時代〟と化すのだろうか。