大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を控えた11日、初日から休場することが決まった横綱鶴竜(35=陸奥)について、師匠の陸奥親方(61=元大関霧島)は「進退をかけてやらないといけないところまで来ている」と語った。

 この日、電話取材に応じ、休場理由は「(故障個所の)右ヒジかな。状態があまり良くないと」と説明。稽古が思い通りにできていないようで「もどかしさを感じたか? それが一番だと思うけど。不安材料になっていると思う」という。

 ただ、鶴竜は直近6場所で5回目の休場。この現状に「(故障が)完全に治ることはないけど、本人は相撲を取りたいというのもある」とした上で「進退をかけてやらなきゃいけないところまで来ていると思う。一番は本人がそう思っているだろうけど、そこまで来てると思うからね」と指摘した。