日本相撲協会は10日、十両富士東(33=玉ノ井)を含む18人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。これにより玉ノ井部屋に所属する力士28人は大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)の出場を見合わせることになった。

 5日には幕下以下の力士の感染が判明し、当該部屋所属の力士、関係者全員がPCR検査などを受けていた。同協会の芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)は9日に取材に応じた際、新たな感染者が出たことを明らかにし、その人数が複数に及ぶことも示唆していた。