大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)で大関初Vを目指す朝乃山(26=高砂)が、“必勝ドリンク”で本番に臨む。7月場所の前から個人トレーナーと契約。トレーニングだけでなく、食生活の指導も受けている。朝晩の食事の間に取り入れるようになったのが特製のスムージーだ。

 材料は小松菜、ホウレン草、セロリ、バナナ、リンゴ、ミカン、ショウガなど。そこから6種類以上の具材を日替わりで選び、胃袋に流し込んでいる。朝乃山は「一番最悪なのはセロリ。めっちゃ、くさい。味? 想像にお任せします」と言いつつも「トレーナーさんと話し合って何を入れたらいいのか、何を目的にしているのかを考えて作っている。(効果は)疲労回復とか。毎日、飲んでいます」と明かした。

 残暑の中で欠かせない水分補給には、後援者などから送ってもらった地元・富山の水を愛飲。「(富山の水は)のど越しがいいというか、きれいな水。自分は生まれが富山なので、富山の水が体に合う。稽古中、ご飯の時、部屋で休憩してる時、トレーニング中の時も、その水を飲みます。自分はおなかが弱い。水道水は、ちょっと抵抗があるので」とこだわりをのぞかせた。

 新大関の7月場所は12勝を挙げながら一歩及ばずにV逸。本番へ向けて「7月場所の屈辱を晴らしたい」と気合十分だ。