【7月場所・13日目】大一番を制した照ノ富士 朝乃山は出稽古の〝指名常連〟「右四つで組んで力を出してくれる人」

2020年07月31日 18時56分

歓声を受けながら引き上げる照ノ富士

 大相撲7月場所13日目(31日、東京・両国国技館)、元大関で再入幕の幕内照ノ富士(28=伊勢ヶ浜)が、1敗で並んだ大関朝乃山(26=高砂)との大一番を制して12勝目。明日の14日目に照ノ富士が勝って朝乃山が敗れれば、照ノ富士の約5年ぶりとなる2度目の優勝が決まる。

 取組後の照ノ富士は「変わることなく、やれることを全部やりたいと思って上がりました」と落ち着いた表情。朝乃山は出稽古で胸を合わせていた相手でもあり「ずっと出稽古とかでやっていましたから。感覚はありました。(朝乃山を指名していた理由は)右四つで組んで力を出してくれる人はあまりいない。いい稽古相手になると思った」と明かした。

 大関陥落後はヒザの手術や糖尿病で、番付は序二段まで落ちた。1年前の名古屋場所(7月)は幕下で、1年後にV争いとまさに〝V字回復〟となったが「できればこういう結果に(東京)五輪前にはしたいなと思っていた。まだ2日あるので頑張らないといけない」と2度目の賜杯が視界に入った様子だ。

 土俵下では復活を支えてくれた師匠の伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)が、審判部長として勝利を見届けた。照ノ富士は「集中してやるだけなので。(疲れは)多少はありますけど、あと2日なので。一生懸命やりたい」と復活Vへ気合を入れ直した。