大相撲7月場所12日目(30日、東京・両国国技館)、幕内照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が幕内玉鷲(35=片男波)を破り1敗を守った。

 相手の激しい突きにも慌てることなく、最後は寄り切り「落ち着いて(相撲が)取れてよかった」。同じくモンゴル出身で幕内優勝経験もある玉鷲との一番だったが「冷静にいこうと思っていました」と振り返った。

 再入幕となった今場所で11勝目を挙げたものの「まだ終わっていないので」ときっぱり。それでも13日目(31日)には新大関の朝乃山(26=高砂)との一番が決まり「冷静に自分のことをやるだけ」と静かに闘志を燃やした。

「明日の一番に集中」と気を引き締める照ノ富士が復活優勝を手繰り寄せるのか。