大相撲7月場所9日目(27日、東京・両国国技館)、横綱白鵬(35=宮城野)は幕内碧山(34=春日野)を破り無傷の9連勝。全勝をキープして、新大関の朝乃山(26=高砂)とともに優勝争いの先頭を走っている。

 立ち合い、鋭い踏み込みで当たったが、前日の取組に続いてこの日もまわしはとれず。それでも慌てず、碧山の突き押しにおっつけで対抗すると、最後はタイミング良くはたき込んで相手を土俵に這わせた。

 勢いで土俵外に飛び出した白鵬は場外で四つん這いになる場面があったものの、立ち上がって土俵に戻った。取組後のコメントはなかったが、45度目の賜杯へ問題はなさそうだ。

 また、カド番の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は幕内炎鵬(25=宮城野)を突き倒して6勝3敗。関脇正代(28=時津風)は幕内輝(26=高田川)を押し出して8勝1敗とした。