大相撲7月場所6日目(24日、東京・両国国技館)、横綱白鵬(35=宮城野)は、幕内宝富士(33=伊勢ヶ浜)を押し出しで下し、初日から6連勝となった。

 立ち合いで頭からぶつかり、そのまま一気の攻め。体のキレを感じさせる内容だったとあって「、前に出られたから気持ちよかったね」。全勝が大関朝乃山(26=高砂)、関脇御嶽海(27=出羽海)との3人となったことを聞かれても「今は流れがいい状態なので、崩さずに一日一番ですかね」と落ち着いた様子で語った。

 新型コロナウイルスの影響で5月の夏場所が中止となり、今場所に向けても出稽古が禁止される中で調整が難しかったが、こういう苦境でも百戦錬磨の横綱は〝勝ち方〟を知っている。体調も上がる一方で「見ての通りでございます。ハハハ」と余裕の笑いで締めた。45回目の賜杯に向けて盤石の態勢だ。