【7月場所・3日目】3連勝の新大関・朝乃山が藤井棋聖に対抗心「年下ですから負けられない」

2020年07月22日 11時00分

朝乃山

 大相撲7月場所(東京・両国国技館)で新大関の朝乃山(26=高砂)が順調な滑り出しを見せている。3日目(21日)は同学年でライバルの幕内豊山(26=時津風)を力強く寄り切って初日から3連勝。「先場所(3月の春場所)で負けているし、今日は自分が勝つ気持ちで土俵に上がった。体も動いている」と納得の表情を浮かべた。

 大関デビューを果たすはずだった5月の夏場所は新型コロナウイルスの影響で開催中止。不要不急の外出自粛や出稽古禁止などの制約があっても、気持ちは前向きだった。空き時間を利用して大鵬や北の湖、千代の富士ら歴代横綱の映像をチェック。さらなる成長へ向けてヒントを探ってきた。その一方で、異業種の超新星の活躍からも刺激を受けている。

 将棋界で史上最年少となる17歳でタイトルを獲得した藤井聡太棋聖(18)だ。大相撲も将棋も日本の伝統文化。勝負の中でも礼儀や所作を重んじ、着物を正装とする点など共通項は多い。朝乃山は「将棋はやらないですね」と話す一方で「マスクをしながら(対局を)やっているのを見ましたし、勝負メシがマグロ丼みたいなのは見ました」と藤井フィーバーの大きさを実感している様子。その上で「藤井君は17歳(タイトル獲得時)で頑張っていますし、年で言ったら年下ですから負けられないというか。違う競技ですけど、そういう感じはちょっとありますね」と対抗心を口にした。

 朝乃山も昨年夏場所で初優勝した際に、ドナルド・トランプ米大統領(74)から表彰されて一躍「時の人」となった。新大関で優勝すれば、2006年夏場所の白鵬以来14年ぶり。昭和以降で7人目となる快挙達成で、世間の注目の“奪回”を目指す。