大相撲7月場所3日目(21日、東京・両国国技館)、横綱白鵬(35=宮城野)は幕内遠藤(29=追手風)を下し3連勝とした。

 立ち合いから踏み込んだ白鵬は力強く相撲巧者の遠藤を押し出した。すると、勢い余って自らも土俵の外へ。その後もブレーキがかからず、一時は西の花道を走って姿を消すほどだった。

 2日目(20日)に横綱鶴竜(34=陸奥)が右ヒジ靱帯損傷で休場。一人横綱となったが「(役目を)託されたと思って頑張りたい」と話していただけに、この日も気合十分。取組後はコメントこそなかったが、優勝44回の大横綱の貫禄を見せつけた形となった。

 一方、自身2度目のカド番となる大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は小結隠岐の海(34=八角)に押し倒され、初黒星を喫した。