大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)を控えた10日、小兵の人気力士の幕内炎鵬(25=宮城野)が報道陣の電話取材に応じた。

 この日は東京・墨田区の部屋で、横綱白鵬(35)に胸を借りるなどして調整した。新型コロナウイルスの感染防止策として力士の出稽古が禁止される中、同部屋の横綱からアドバイスを受けたり、胸を借りられることは大きなアドバンテージだ。

 炎鵬は「出稽古に行けないという部分の不安はないです。(環境が)すごく恵まれているなっていうのはあります。(横綱に胸を借りると)自信につながります」と、本番までの調整に自信を見せた。

 不要不急の外出を控える生活が続く中、自由時間を利用して読書にも挑戦。「相撲以外で、自分の成長につながったらなと思って。(本の内容は)めい想のテクニック。(めい想は)してないですけど(笑い)。場所前に集中力を高めるやり方とか、あとは心の緩め方というか」と説明した。