【大相撲】鶴竜が「準備不足になる」出稽古禁止問題で緊急提言

2020年07月09日 16時40分

霧馬山(右)と稽古した鶴竜

 大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)を前に、横綱鶴竜(34=陸奥)が緊急提言した。日本相撲協会は新型コロナウイルスの感染防止策として力士の出稽古を禁止。今も解除されておらず、このままぶっつけ本番で初日を迎える可能性もある。鶴竜自身も場所前は必ず出稽古をしてきただけに「出稽古をやらなかったことは一回もない」と不安を口にした。

 出稽古の利点は、さまざまなタイプやレベルの異なる相手と本番を想定した稽古ができることだ。鶴竜は「(自分の)部屋だけでは偏っちゃう。やっぱり、いろんなタイプの人とやりたい。(出稽古がなければ)準備不足になる。ケガすることが一番じゃないか」と出稽古なしのデメリットを指摘する。その上で、力士会の会長としての立場から私案を披露した。

「(力士を)集めすぎずに分けてとか。何人かの関取衆だけが稽古場にいるとか。そういう感じでできるのでは。(関取衆に加えて)若い衆とかがいると、すごい人数になる。そこに見に来る人たち(見学者や報道陣)を一切入れずに関取だけとかなら、いけるんじゃないか」

 1か所の稽古場に入れる力士の人数を絞り込み、稽古見学も自粛してもらえば感染対策は可能という見方だ。鶴竜のほか、横綱白鵬(35=宮城野)や新大関朝乃山(26=高砂)らも本番前の出稽古で状態を仕上げていくのが恒例。力士にとっては死活問題となるだけに、相撲協会の今後の対応に注目が集まる。