大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)を控えた7日、新大関朝乃山(26=高砂)が東京・墨田区の部屋で稽古を再開した。四股、テッポウ、すり足などで体を動かした後、部屋の若い衆を相手に相撲を12、13番取った。稽古後に報道陣の電話取材に応じた新大関は「この2週間が大事だと思う。6月の稽古よりも一段階気合が入ります」と本番を見据えた。

 この日は七夕。通常であれば各関取が短冊に抱負や願いごとを書き込み、名古屋場所の会場(愛知県体育館)に展示されるのが恒例だった。新型コロナウイルスの影響で恒例行事はなくなってしまったが「(短冊があれば)『優勝』と書きましたね。あとは『体調管理をしっかりしてコロナに負けない』と」と七夕の誓いを立てていた。