【相撲】新型コロナで死去した勝武士さんの“一番弟子”エピソード

2020年06月02日 16時40分

高田川親方

 大相撲の高田川親方(53=元関脇安芸乃島)が新型コロナウイルスに感染して先月13日に死去した三段目・勝武士さん(享年28)を悼んだ。

 日本相撲協会を通じて書面で「私が部屋を興す前、彼が中学校1年生の時に初めて会い、一番最初に声をかけたのが勝武士でした。『俺が親方の本当の一番弟子だ』と、いつもうれしそうに話していた顔が忘れられません」と愛弟子との思い出を回想。「大事な家族を失った悲しみは言葉にできません」と無念さをにじませた。

 同郷の山梨出身で兄弟子の幕内竜電(29)も「小学校1年から通っていた柔道スポーツ少年団から22年間ずっと一緒で誰よりも自分のことをよく知る弟のような存在でした。入院後、心配で送ったメールに『大丈夫です!! また連絡します』ときた返信が最後となってしまいました」とショックを隠し切れない。

「これからも見守ってくれている勝武士とともに、今まで以上に相撲道に精進します」と必死に前を向いた。部屋の力士たちは近日中に本格的な稽古を再開する予定。天国の故人への思いを胸に7月場所(7月19日初日、東京・両国国技館)の土俵に臨む。