大相撲の幕内隆の勝(25=千賀ノ浦)が本場所の再開に向けて意気込んだ。日本相撲協会は新型コロナウイルスの影響で夏場所(東京・両国国技館)の中止を決定。7月場所(7月19日初日)は名古屋から国技館へ会場を変更し、無観客開催を目指している。3月の春場所は12勝3敗で敢闘賞を受賞。夏場所の新番付(自己最高位の東前頭2枚目)は、そのまま7月場所にも適用される。

 新三役の座をうかがう期待株は「(夏場所の中止決定後は)気持ちを切り替えて7月場所に向けて準備しています。今できる基礎運動(四股、テッポウなど)を中心に、しっかり鍛えていきます」と意欲十分。コロナ対策にも「手洗い、うがい、消毒、外出自粛を徹底している」と細心の注意を払いながら、さらなる飛躍を目指す構えだ。