【大相撲春場所】鶴竜 2敗目を喫し進退待ったなし

2020年03月14日 13時00分

徳勝龍(手前)に力負けした鶴竜

 大相撲春場所(大阪府立体育会館)で復活を目指す横綱鶴竜(34=陸奥)が、正念場を迎えている。6日目(13日)は初場所で幕尻優勝した幕内徳勝龍(33=木瀬)に初金星を与えて、早くも2敗目(4勝)。力負けして寄り切られる完敗に「ただ見て、立っただけだった。あれよ、あれよという感じ。“あれ? あれ?”という感じで…」と肩を落とした。

 先場所は3場所連続となる途中休場。場所前に体調を崩し、10キロ近く体重が落ちたことも不調の要因となった。今場所はベスト体重の158キロ前後をキープすることを心がけ、関取衆との稽古も精力的にこなした。新型コロナウイルス対策で不要な外出を控え、ファンとの直接的な接触を避けるなど体調管理には細心の注意を払って臨んでいる。

 今場所は初の無観客開催。力士会の会長でもある鶴竜は「“テレビで見ている人のために”という気持ちでやる」と異例の場所への決意を語っていたが、本来の力を発揮できていない印象は否めない。横綱白鵬(35=宮城野)が初日から6連勝しているのとは対照的だ。いずれにせよ、優勝争いに踏みとどまるためには負けられない状況となった。

 賜杯奪回の成否は別にして、今度こそ15日間を完走できるのか。再び途中休場する事態となれば、進退問題に発展する可能性もありそうだ。