【大相撲春場所】無観客開催にファン、周辺の商売人も寂しい

2020年03月09日 16時40分

大阪府立体育会館の正面入場口は門扉が閉じられたままだ

 初の無観客開催となった大相撲春場所(大阪府立体育会館)をファンや周辺の商売人も残念がった。

 初日(8日)、会場の正面入場口は門扉が閉じられたまま。相撲ファンや通りすがりの人々が、門越しにスマホで写真を撮る光景が見られたものの、その数はわずかだった。タクシーや自家用車で会場に乗り付けた力士や親方衆など関係者は裏口から入退場。警備員が周辺に目を光らせ、厳戒態勢が敷かれた。

 遠巻きに様子を眺めていた市内在住の男性は「毎年、見に来とるんやけど、早うに前売り券も買うてたのに全部払い戻しや。奈良出身の徳勝龍が初場所で優勝したし、個人的には大阪出身の勢が楽しみやったんやけどな。年に1回やから様子見に来たんやけど、正面は門が閉められとるし、裏口も警備員が『アカン』言うて注意して回っとるから、人がおらん。家に帰ってテレビで応援するわ」と立ち去った。

 会場周辺の喫茶店関係者は「初日と千秋楽は、朝の9時40分くらいから午後4時くらいまで、ひっきりなしにお客様が来られますが、ご覧の通り。例年と比べると、売り上げは3割くらいです」と、空席が目立つ店内の状況を嘆いた。

 駐車場も同様だ。例年は午後2~3時に車を預けに来る客がピークを迎えるというが「今日はさっぱりです。一人でも(感染者が)出たら場所を打ち切ると言ってますから、仕方ないですけど」とお手上げだった。