大相撲春場所初日(大阪府立体育会館)を翌日に控えた7日、大関取りに挑む関脇朝乃山(26=高砂)が大阪市内の部屋宿舎で稽古を行った。
四股、すり足などの基礎運動のほか、立ち合いの動作を入念に確認。大関昇進がかかる本番に備えた。今場所は新型コロナウイルス感染拡大の影響で初の無観客開催。力士全員にとって未知の戦いになる。
朝乃山は「(無観客開催が)1日に正式に決まって、気持ちを切り替えてきた。土俵の上に立ったら自分の相撲を取り切ることに集中したい。お客さんはいないけど、テレビの前で応援してくれると思う」と表情を引き締めた。