【大相撲】春場所休場者続出も 異常事態に白鵬「正直想像できない」

2020年03月03日 16時40分

“無観客場所”へ向け、白鵬はマスクを外して取材に応じた

 大相撲春場所(8日初日、大阪府立体育会館)が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため史上初の無観客で開催されることになり、角界内では余波が広がっている。横綱白鵬(34=宮城野)は「いろんなことを経験したことがあるけど、こういう形(無観客)で相撲を取るのは初めて。正直、想像できないし(イメージが)浮かばない」と戸惑いを隠せなかった。

 2010年の名古屋場所では野球賭博問題の影響でNHKの生中継中止と天皇賜杯の辞退を経験。11年には八百長問題などで3月の春場所が中止となり、次の5月は本場所ではなく「技量審査場所」として行われた。数々の“異常事態”の中で務めを果たしてきた大横綱をもってしても、今回は初めての経験。白鵬をはじめ、力士らに及ぼす影響は未知数だ。

 相撲協会も新型コロナウイルスへの対策をめぐるドタバタが続いている。協会は1日の時点で力士に感染者が出た場合は春場所を打ち切ると説明していたが、2日になって親方衆、行司、呼び出しらを含めた協会員に感染者が出た場合も中止にする方針を示した。ただ、部屋のマネジャーなど非協会員が感染したケースの対応までは決まっておらず、先行きは不透明だ。

 また、力士ら協会員はウイルスに感染していない場合でも37・5度以上の発熱があった場合は、その時点で休場となる。これまで力士らは風邪をひいても症状が軽ければ出場することは珍しくなかっただけに、今回の措置で休場者が続出する可能性もある。まさに異例ずくめの形で迎える春場所。多くの問題が山積する中、本番は刻一刻と近づいている。