大相撲の人気力士が令和最初の節分を盛り上げた。優勝43回を誇る横綱白鵬(34=宮城野)は、千葉・成田山新勝寺での節分会(3日)に関脇高安(29=田子ノ浦)、幕内遠藤(29=追手風)らとともに参加。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演中の俳優・長谷川博己(42)、門脇麦(27)、本木雅弘(54)ら豪華メンバーと豆まきで“共演”した。

 白鵬は前日2日に自身が実行委員会の名誉会長を務める少年相撲大会「白鵬杯」を終えたばかり。「(白鵬杯で)子供たちからいっぱいパワーをもらった。その分をお客さんに豆で返したい」と笑顔を見せた。1月の初場所は右かかとの蜂窩織炎(ほうかしきえん)などで途中休場。春場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)での復帰に向けて「頑張ります」と意欲を見せた。

 大関候補の関脇朝乃山(25=高砂)は神奈川・鎌倉市の長谷寺で歌舞伎俳優の中村獅童(47)らと豆まきを行った。初場所は新関脇で10勝を挙げ、来場所は自身初の大関取りに挑戦する。「今年は関脇として豆まきに来られた。『大関取り頑張って』とも言われて、うれしい」と周囲の期待を肌で実感した様子。勝負の場所へ向けてモチベーションを高めた。