【大相撲初場所】幕尻の徳勝龍が涙の初優勝 結びで大関貴景勝を撃破

2020年01月26日 17時42分

貴景勝(手前)を寄り切った徳勝龍

 大相撲初場所千秋楽(26日、東京・両国国技館)で幕内徳勝龍(33=木瀬)が大関貴景勝(23=千賀ノ浦)を下し、14勝1敗として初優勝を飾った。西前頭17枚目での快挙で、2000年春場所の貴闘力以来、2度目の幕尻Vとなった。

 平幕力士として48年ぶりに千秋楽結びの一番に臨んだ徳勝龍は、大関の突き押しをがっちり受け止めて右上手を取るとそのまま渾身の寄り。粘る貴景勝を土俵下まで吹っ飛ばした。寄り切りで大関を破り、幕内御嶽海(27=出羽海)を押し出して2敗を守った幕内正代(28=時津風)を振り切った。

 歴史に残る下剋上Vを果たした徳勝龍は土俵上で顔をゆがめて号泣。大歓声を受け、涙を流したまま花道を引き揚げた。

 奈良県出身力士としては1922年1月場所の鶴ヶ浜以来で実に98年ぶり、木瀬部屋からは初めての幕内最高優勝となった。また、これで初場所では5年連続で初優勝力士が誕生した。