【大相撲初場所】連勝の朝乃山に荒磯親方効果 異例の出稽古で得た教訓

2020年01月14日 11時30分

玉鷲(右)の厳しい攻めもしのいだ朝乃山

 大相撲初場所(東京・両国国技館)で新関脇の朝乃山(25=高砂)が進化した姿を見せている。初日(12日)は幕内御嶽海(27=出羽海)、2日目(13日)は幕内玉鷲(35=片男波)を下して2連勝。かつては苦手にしていた突き押し相撲の相手から白星を重ねている。玉鷲戦は右を差せずに押し込まれる場面もあったが、ノド輪をこらえて最後は落ち着いて送り出した。

 今場所前には荒磯親方(33=元横綱稀勢の里)のもとへ異例の出稽古を敢行。1年前に現役を引退した元横綱に得意の右四つの形を徹底的に封じられた。朝乃山は「自分の形の右四つに絶対になる気持ちで攻める」と話す一方で「相手も警戒してくるし、最初から右四つにはなれない。(立ち合いで)右四つになれなかった時の対処法が必要になってくる。突っ張ったりして幅を広げたい」と自ら課題を挙げていた。

 稽古で得た教訓を本番に生かし、好結果につなげている。2日目を終えた時点で、早くも役力士で連勝は朝乃山一人だけ。このまま勝ち星を伸ばしていけば、初優勝を果たした昨年5月場所の再現も夢ではない。幸先の良いスタートを切り「明日からまた切り替えて自分の相撲を取れるようにしたい」。序盤戦の2日間の相撲内容を見る限り、今場所の主役に躍り出る可能性も十分だ。