【大相撲】大丈夫か朝乃山 荒磯親方に1勝16敗

2020年01月06日 16時30分

 大相撲の新関脇朝乃山(25=高砂)が5日、和製横綱の“特訓”を受けた。

 初場所(12日初日、東京・両国国技館)を前に田子ノ浦部屋で新年最初の出稽古を実施。相手は関脇高安(29)ではなく、元横綱稀勢の里の荒磯親方(33)。引退している親方が部屋も一門も異なる力士に稽古をつけるのは異例で、高砂部屋の若松親方(50=元幕内朝乃若)からの依頼を荒磯親方が快諾して実現した。

 その朝乃山は元横綱に得意の右四つの形を封じられて1勝16敗と惨敗。力の差を見せつけられ「想像以上に強かった。まだまだ足りない部分がたくさんある。出直してきます」と脱帽した。一方の荒磯親方は「(朝乃山は)右を差す力が非常に強いから皆、殺しにくる。朝乃山のために、あえて厳しくいった」と課題を指摘した。

 1年前に引退した元横綱から“洗礼”を受けた格好だが、朝乃山にとっては貴重な経験になったのは確か。現役力士同士の場合、最近は稽古で互いの手の内を見せないこともあるからだ。「甘く差すと、おっつけられる。勉強になりました。土俵の上で勝って、白星を届けるのが恩返しだと思う」と収穫を得た様子。この経験を大関挑戦に生かせるか。