【相撲】九州場所6日目 白鵬嘆く“中堅”力士の伸び悩み

2019年11月16日 13時00分

 横綱白鵬(34=宮城野)が日本国籍取得後の“初優勝”へ向けて白星を積み重ねている。大相撲九州場所6日目(15日、福岡国際センター)、幕内明生(24=立浪)を上手出し投げで一蹴。早くも優勝争いの単独トップに立った。

 そんな今場所は休場者が続出し、幕内では6人が姿を消す異常事態の中、出場力士にも物足りなさが目立つ。関脇御嶽海(26=出羽海)は4敗目を喫し、今場所での大関昇進の可能性が消滅。小結朝乃山(25=高砂)ら7人いた1敗力士(休場者を除く)が相次いで敗れ、白鵬一人だけとなった。34歳の大横綱の存在感が際立つ半面、角界の世代交代が遅れていることを物語っている。

 御嶽海や朝乃山ら20代半ばの関取衆について、白鵬は次のように話している。「彼らは、もう若手とは言わないでしょ。彼らは“中間”で(年齢的に)本当の若手は十両にいる。『もっと早く出てこなければ』と思うけどね。それなりにやってきているつもりなんだろうけど。どうしても、自分と比べてしまう」

 22歳で番付の頂点まで駆け上がった白鵬にとって、次の看板力士を狙う世代の成長速度には歯がゆさも感じているようだ。本当の意味での世代交代の実現は、まだ時間がかかるということか。