【大相撲九州場所】御嶽海 右まぶたの傷が取組に影響?

2019年11月14日 11時30分

 関脇御嶽海(26=出羽海)の大関取りに暗雲が垂れ込めている。

 大相撲九州場所4日目(13日、福岡国際センター)、幕内大栄翔(26=追手風)に寄り切られて2敗目を喫した。前日3日目(12日)の取組で右まぶたを切って流血。病院で6針縫い、この日は分厚いガーゼを貼りつけて土俵に上がった。

 もろ手突きで攻めたが、負傷の影響からか、圧力が伝わらず大栄翔に逆襲を許した。審判部長代理の高島親方(62=元関脇高望山)は「立ち合いが怖いんだろう。血を出してでも、当たって前に出る相撲を取らないと。手先だけでは相手も下がらない」と指摘した。大関昇進の目安は三役(関脇・小結)で3場所合計33勝以上。御嶽海の場合は過去2場所で9勝↓12勝(優勝)とあって今場所は12勝以上が必要だ。高島親方は2勝2敗の御嶽海の現状について「ちょっと負けすぎ。印象は良くない」と厳しく採点。これでは、大関昇進の可否を判断する審判部内の機運も高まってこない。

 いずれにせよ、今場所の大関取りを逃したとしても、2桁白星は死守したいところ。10勝を下回れば、来年初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)での大関挑戦権さえも失うことになるからだ。御嶽海は「(まぶたの傷は)大丈夫。思い切って取るだけ」と前を向いたが…。ここから巻き返すことができるか。