【大相撲九州場所】貴景勝が謎の沈黙…2勝目挙げてもソッポ

2019年11月13日 11時30分

支度部屋で貴景勝は報道陣に背を向けて座った

 大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が“謎の沈黙”を続けている。

 大相撲九州場所3日目(12日、福岡国際センター)は幕内大栄翔(26=追手風)をはたき込んで2勝目(1敗)。大関に復帰した今場所は優勝を狙う一方で、本人の行動には大きな「異変」が起きている。場所前の今月2日から突然、報道陣からの問いかけに一切応じなくなったのだ。

 場所本番も初日の朝稽古から口を開かず、3日目の取組後にはとうとう支度部屋で報道陣に背中を向けて座るようになった。負けた力士が背を向けることはあるが、勝った力士では極めて異例の行動。ピリピリムードを漂わせた。

 元来は、メディアの取材に積極的に対応するタイプ。頭の回転も速く、コメントの質量はともに角界でもトップクラスと言っていいほどだ。師匠の千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)は、貴景勝が無言を貫く理由について「(本人からは)全然、聞いていない。分かりません」と前置きした上で「相撲に集中したい気持ちはあると思う。まだ大関としては(本場所で)15日間取っていないですから」と弟子の心中を推し量った。

 新大関の5月の夏場所は右ヒザのケガの影響で途中休場し、続く7月の名古屋場所は全休。9月の秋場所の関脇陥落を経て大関復帰を果たした。師匠が言うように、今回の行動は大関の務めを果たす決意の表れなのか。それとも…。現時点で、本人の真意は定かではない。貴景勝が沈黙を破る日は来るのだろうか。