蒼国来まずは勝負度外視の相撲を

2013年06月29日 16時00分

 日本相撲協会から八百長問題で2011年4月に解雇された幕内蒼国来(29=荒汐)は、大相撲名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)での復帰に向け本格的な稽古を再開した。

 

 ただ2年半にも及んだ法廷闘争の影響で苦戦は必至。師匠の荒汐親方(58=元小結大豊)は「1場所でも休場したときは(復帰して)出場した本場所は緊張するし、勝負勘も鈍る。14場所はものすごく長い。これで緊張するなというのは無理な話。名古屋に乗り込む前も関取衆とはあまり稽古していない」と現状を不安視した。

 

 その上で「(名古屋場所はファンに向け)『帰ってきた』と館内を沸かせる相撲を取って、また一から出直せばいい。もう一度体を鍛え直すという気持ちでやらないと…。『勝つ、勝つ』という気持ちでいくと相撲が取れなくなる」と指摘し、勝敗は度外視させるという。

 

 蒼国来は解雇時と同じ番付の西前頭15枚目での復帰となるが、大きく負け越して“十両落ちもやむなし”で臨ませるというわけだ。師匠の方針について、蒼国来は「負けても『粘った相撲だったな』と言える相撲を取りたい」と同調。覚悟を持って、本場所に挑む。