【大相撲秋場所】鶴竜が驚いた柔道・大野の“太さ”

2019年09月12日 16時30分

鶴竜は取組後に大野(左)と笑顔でがっちり握手した

 大相撲秋場所4日目(11日、東京・両国国技館)、横綱鶴竜(34=井筒)が幕内逸ノ城(26=湊)を肩透かしで退けて4連勝。「体がしっかり反応したので良かった」と納得の表情を浮かべた。V7と連覇を目指す今場所は“盟友”の活躍にも刺激を受けている。この日は柔道男子73キロ級で8月の世界選手権を制した大野将平(27=旭化成)が観戦。2人は取組後に固い握手を交わした。

 かかりつけの治療院が同じ縁などもあり、大野がリオ五輪で金メダルを獲得した3年前から交流が始まった。7月の名古屋場所では大野が井筒部屋宿舎を訪れ、ちゃんこを囲んだ。鶴竜が改めて驚いたのは大野の手の指関節の太さ。「すごい。関節という関節が全部太くなっちゃっている。(大野は)『手を握るだけで痛い時がある』と。(相撲も)同じ部分があるし、気持ちが分かる」

 柔道着とまわしの違いはあれど、日頃の鍛錬のすごみを感じ取った。さらに、同じアスリートとしての目線から「(73キロ級で)90キロくらいの人の筋肉量があるらしい。内股の時は太ももの裏の筋肉だけで跳ね上げる力がある。もちろん(柔道の)センスもある」と大野を大絶賛した。

 8月27日には鶴竜が世界選手権を観戦して大野を応援。圧倒的な強さで優勝した姿を目に焼きつけた。「強かったですね。『今度は俺も頑張らなきゃ』という気持ちになった」。賜杯へ向けて意欲は十分だ。