史上最多の42度の優勝を誇る大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が秋場所2日目の9日、休場した。白鵬の休場は2場所ぶり13度目。2日目に対戦が組まれていた小結阿炎(25=錣山)は不戦勝。今場所は鶴竜(34=井筒)の一人横綱となった。師匠の宮城野親方(62=元幕内竹葉山)は白鵬が右手小指を骨折したことを明らかにした。

 白鵬は3日に日本国籍を取得し、慌ただしい中での本場所となったが、初日に幕内北勝富士(27=八角)に敗れ、横綱になってから初めて初日に金星を配給。「見ての通り」とだけ話し、珍しく報道陣の問いかけにも無言を貫いていた。“日本人1勝”と43回目の優勝は九州場所以降に持ち越しとなりそうだ。