【大相撲】貴ノ富士の暴力行為に弟・貴源治が言及

2019年09月05日 13時00分

四股を踏む貴源治。兄の貴ノ富士を思いやった

 大相撲秋場所(8日初日、東京・両国国技館)を控えた4日、千賀ノ浦部屋が朝稽古を行った。前日3日に十両貴ノ富士(22)が付け人の序二段力士に暴力を振るったことが発覚。この日は謹慎中の貴ノ富士のほか、暴力を受けた力士を含めて部屋から逃げ出した3力士も稽古場に姿を見せなかった。2度目の暴力行為で厳罰が濃厚となる中、部屋全体がピリピリとした雰囲気に包まれた。

 師匠の千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)も「相撲協会に対応を任せている。私から話すことはないです」と多くを語らなかった。そんな中、貴ノ富士の双子の弟である幕内貴源治(22)が今回の一件について言及。「ゲンコツでゴツンとやってしまった。兄貴の中では“セーフ”という気持ちがあったみたいです。ゲンコツだろうがビンタだろうが、暴力は暴力。悲しいし、悔しいし、情けない気持ち」と心境を吐露した。

 貴源治によると、貴ノ富士は3日に元貴乃花親方で先代師匠の花田光司氏(47)に連絡したものの、電話がつながらなかったという。「(前回の暴行の際に)先代は体を張って守ってくださった。本当に何をしているのかと思う。先代には申し訳ない気持ち。兄貴もそう思っていると言っていた」と落胆の表情を浮かべた。

 一方で「もし(力士として)残れるのであれば、もっと自分が近くで見てあげて注意してあげたい。更生してもらいたい。(処分にかかわらず)見捨てることはできない」とも…。血のつながった双子の兄弟としての本音ものぞかせた。