【大相撲】貴景勝 立ち合い鋭く回復順調

2019年08月29日 16時30分

貴景勝(右)は約2か月ぶりに土俵で相撲を取った

 復活のカギは? 大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)を控えた28日、大関から関脇へ陥落した貴景勝(23=千賀ノ浦)が東京・台東区の部屋で相撲を取る稽古を再開した。7月場所は右ヒザの故障で全休。この日は右ヒザにテーピングを施し、部屋の幕下力士を相手に12番取って全勝した。相撲を取るのは先場所前の稽古以来、約2か月ぶり。鋭い立ち合いを見せるなど順調な回復をアピールした。

 師匠の千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)は「いい感じだった。久しぶりの稽古であれだけできれば。踏み込みもいいし、よく前に出ている。本人もヒザのほうは怖さはないと言っていた。明日かあさってぐらいから関取衆とできれば」と合格点。貴景勝は取材には対応しなかった。

 これまで相撲を取れなかったことを考えれば、大きく前進したことは確か。ただ、本場所の土俵でどこまで通用するかは現時点では未知数だ。完全復活を目指す上で、部屋以外の関取衆との稽古は欠かせない要素。千賀ノ浦親方も「関取衆と稽古しないと相撲勘は戻ってこない」と話している。31日には横綱審議委員会による稽古総見、9月2日と3日には二所ノ関一門の連合稽古が行われる予定。本番の行方を占う試金石となる。

 今場所で大関に復帰するためには10勝が必要となる中で、どこまで調子を取り戻すことができるのか。引き続き動向に注目が集まる。