【大相撲名古屋場所】横綱鶴竜 「ケガの功名」で失速回避?

2019年07月19日 13時00分

鶴竜は千代大龍(左)を退けて全勝を守った

「ケガの功名」ということか。大相撲名古屋場所12日目(18日、愛知県体育館)、7場所ぶり6回目の優勝を目指す横綱鶴竜(33=井筒)が幕内千代大龍(30=九重)を裾払いで退け、全勝をキープ。初日からの12連勝は自身初で、優勝争いの単独トップを守った。取組後は「(裾払いは)体が勝手に反応した。しっかり自分の相撲に集中できている」と納得の表情を浮かべた。

 今場所前に持病の腰痛を発症した。「前にやったときは痛くて動けなくなって寝返りも打てなかった。そうなると出られない。今回は『まだ軽いから何とかなるな』と思って」と振り返る。1日2回の治療を受けて出場にこぎつけたが、今もケアは欠かせない。万全ではない状況の中で白星を重ねることで、新たに見えてきたものがある。

 鶴竜は「絶好調より、ちょっと物足りないほうが意外と調子が良かったりする、と昔から言われていますよね。調子がいいと“これぐらいで大丈夫だろう”と油断しちゃうところがある。(万全ではない分)より一層、集中しようと思うのでは。日々、勉強ですね」と自己分析した。

 これまでは場所の中盤まで優勝争いをしながら終盤に崩れるパターンが多かったが、今場所は失速の兆候は見られない。残り3日間へ向けて「今日が終わって、明日に集中する。その繰り返しで最後までいきたい」と表情を引き締めた。

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