日本相撲協会は名古屋場所11日目の17日、大関高安(29=田子ノ浦)が休場すると発表した。高安は8日目(14日)の関脇玉鷲(34=片男波)に勝った取組で左ヒジ付近を痛め、9日目からはサポーターを巻いて出場していた。高安はここまで8勝(2敗)を挙げて勝ち越しを決めていた。

 これで4大関全員が不在の異常事態に陥った。今場所の大関陣はかど番の貴景勝(22=千賀ノ浦)が初日から休み、古傷の右ヒザを痛めた栃ノ心(31=春日野)、右肩痛を悪化させた豪栄道(33=境川)が途中休場した。日本相撲協会によると、4大関以上が不在となるのは昭和以降初めてという。