【大相撲名古屋場所】初日から4連敗の大関・栃ノ心 ヒザに水爆弾

2019年07月11日 13時00分

栃ノ心は大栄翔(左)に押し出された。右ヒザのテーピングが痛々しい

 早くも正念場だ。大相撲名古屋場所4日目(10日、愛知県体育館)、大関栃ノ心(31=春日野)が幕内大栄翔(25=追手風)に押し出されて初日から4連敗。取組後は「(動きは)良くない。また明日から気合を入れてやります」と消え入りそうな声で話した。師匠の春日野親方(57=元関脇栃乃和歌)は「ヒザだろうな。ヒザが出ていないから、手も出ない」と連敗の要因を挙げた。

 関脇へ転落した5月の夏場所は10勝して大関復帰を決める一方で、大きな“代償”もあった。9勝目を挙げて王手をかけてから3連敗。8日目の取組で強打した右ヒザに水がたまり、激痛で眠れなくなった。こらえきれずに病院で水を抜いてもらうと、今度はヒザに力が入らなくなったのだ。6月にジョージアへ一時帰国する前に再び水を抜いたが、今も状態は万全ではない。

 栃ノ心は場所前に「今回(再来日後)は水を抜いていない。水を抜くと(痛みは)ラクになるけど、めちゃくちゃ太ももの筋肉が落ちるんですよ。その水って、たぶん(体に)必要なものなんだと思う。だから、できるだけ抜きたくない。今のままでいけるなら、このままのほうがいい」とヒザに抱える“水爆弾”の現状について明かしている。

 今後も出場を続けたとしても、苦戦は避けられそうにない。負け越しや途中休場なら、再びカド番となり大関陥落の危機に直面することになるが…。ここから巻き返すことができるのか。