【大相撲名古屋場所】朝乃山は大横綱に完敗 白鵬「また成長するでしょう」と期待

2019年07月09日 11時30分

完敗を喫した朝乃山(右)だが、白鵬も今後の成長に期待している

 大横綱の「評価」は? 大相撲名古屋場所2日目(8日、愛知県体育館)、5月場所で優勝した幕内朝乃山(25=高砂)が横綱白鵬(34=宮城野)に初挑戦。上手投げで完敗した。取組後は「(白鵬は)稽古場と違って独特の雰囲気だった。ただただ、横綱は強い」と脱帽する一方で「楽しかったです。力は出し切った」と大横綱と結びで対戦した喜びも口にした。

「平成」から「令和」へと時代が変わる中、土俵では世代交代が進みつつある。大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が突き押し相撲で台頭したのに対して、朝乃山は本格的な四つ相撲で先場所を制した。目標の力士に白鵬の名前を挙げ、入門前から憧れる存在。場所前には宮城野部屋へ出稽古をして胸を借りた。力の差を見せつけられたものの、大横綱をして「思った以上。重い、強い、勢いがある」と言わしめた。

 かねて白鵬は「(自身と)相撲のスケールや体形も何となく似ている。(自分と同じ)茶色いまわしをつけて後ろから見たら変わらない」と話し、自らと相通じるものを感じている。この日の朝稽古後も「大関(豪栄道)に2連勝したことは成長の一つ。先場所から自分の体に合った相撲を取っている」と高評価は変わらなかった。

 取組後の白鵬は「邪魔してやりましたね」と貫禄を漂わせる一方で「これで、また成長するでしょう」と今後に期待した。朝乃山にとって、横綱戦を含めて上位陣との総当たりは今場所が初めて。「看板力士になりたい」という目標に向けて、この日の経験を生かすことができるか。