名古屋駅前の商業施設「KITTE名古屋」で27日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)を前に、小結阿炎(25=錣山)と幕内炎鵬(24=宮城野)の2人がトークショーを行った。

 炎鵬が「中学時代から知っている」と話すように、2人はプライベートでも遊ぶ仲。イベント開始前には施設内を2人でチェックするなど「いちゃついてました」(阿炎)と発言し、詰めかけた女性ファンを喜ばせた。

 ただ相撲の話になると、ライバル心をちらり。阿炎が「新三役になっても、気持ち的には変わってないといえば変わっていない」という一方で、炎鵬は「阿炎関が三役に上がって悔しい。早く追いつきたい」と口にした。

 このトークショーは昨年も行われており、参加した御嶽海(26=出羽海)は直後の名古屋場所で初優勝。もう1人の朝乃山(25=高砂)も今年の夏場所で美酒を味わうなど、力士にとって非常にゲンのいいイベント。これを聞いた阿炎は「プレッシャーになりました」と笑いながらも「僕も優勝目指して頑張ります」と宣言。「体の小さな力士にとって一番の勲章である技能賞を取りたい」という炎鵬も「阿炎関と対戦できるように勝ち星をしっかり積み重ねて、倒したいですね」と目を輝かせた。