【大相撲夏場所】栃ノ心連敗 ジョージア語で絶叫

2019年05月24日 13時00分

敗れた栃ノ心は肩を落とした

 まさかの足踏みだ。大相撲夏場所12日目(23日、東京・両国国技館)、大関から陥落した関脇栃ノ心(31=春日野)が幕内明生(23=立浪)に一方的に寄り切られて完敗。1場所で大関に復帰できる10勝に王手をかけてから、2日連続で格下を相手に取りこぼした。取組後の風呂場では母国のジョージア語で絶叫。報道陣からの問いかけには「何も言えないよ」と言葉を絞り出した。

 やはり大関復帰が頭にチラついて硬くなっていたのか。この日の朝稽古後には「昨日(11日目)決めたかったな…」と本音ものぞかせていた。尾車親方(62=元大関琴風)は「2連敗は痛い。緊張してしまっている」とし、審判部副部長の藤島親方(47=元大関武双山)も「意識しないほうが無理。格下に落とせない気持ちもある」と指摘した。

 残り3日間で横綱大関との対戦も残すだけに、厳しい状況になったのは確か。ただ、まだデータ上は望みもある。現行制度となった1969年7月場所以降、1場所で大関に復帰したのは5例。10勝到達の最速は13日目で、千秋楽までずれ込んだことも2例ある(残り2例は14日目)。大関復帰までには「生みの苦しみ」があるということだ。

 その意味でも、ここからが本当の意味での正念場。雑念を捨てて、自分の相撲に集中することができるか。