【大相撲夏場所】首位キープ朝乃山 再ブレークの気配

2019年05月22日 11時30分

朝乃山は猛攻で正代(左)を破った

 大相撲夏場所10日目(21日、東京・両国国技館)、幕内朝乃山(25=高砂)は幕内正代(27=時津風)を寄り切って9勝目(1敗)。横綱鶴竜(33=井筒)、関脇栃ノ心(31=春日野)とともにVレース首位の座を守った。

 突き、張りの猛攻から快勝し「攻めようという気持ちがあって前に出られた」と納得の表情だ。9日目に幕内では令和初となる勝ち越しを決め、勢いに乗っている。先場所、体調を崩し終盤の連敗で負け越した反省から、今場所は禁酒を徹底。出歩かず体力回復に努めている。

 富山出身で近大時代は学生相撲で活躍。187センチ、177キロの恵まれた体格で将来を嘱望されてきた。新入幕だった2017年秋場所にいきなり10勝を挙げて敢闘賞を獲得したが、ここまで三役の座はつかめていない。しかし日本相撲協会の八角理事長(55=元横綱北勝海)は「朝乃山は自信をつけてきた気がする。常に稽古をしていないと、化けることはない」と今場所の“変身”を努力のたまものと評価する。

 幕内3度目の2桁勝利へあと1勝となったが「決めたいとか考えず、平常心で自分の相撲を取り切りたい」と強調。再ブレークの気配が漂う大器は、女性ファンを魅了するイケメンフェースをキリリと引き締めた。