貴景勝 看板力士が通る試練の過密日程

2019年05月08日 16時29分

 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた7日、新大関の貴景勝(22=千賀ノ浦)が東京・江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加した。幕内矢後(24=尾車)、幕内阿武咲(22=阿武松)を相手に10番取って全勝。得意の突き押しだけではなく「相撲の幅を広げるために」ともろ差しで寄り切る場面もあった。

 稽古後は場所本番へ向けて「一番疲れる時期だけど、初日にいいコンディションに持っていく。変に大関と思わずに、集中してやることが大事だと思う。しっかり成績を残したい」と意気込んだ。連合稽古後には母校の兵庫・仁川学院小学校で行われた化粧まわしの贈呈式に出席。その日のうちに東京へトンボ帰りする過密スケジュールをこなした。

 春場所後に大関へ昇進した際にも祝賀会やイベントなどが続き、休む間もなく春巡業に突入。夏場所後も東京で大関昇進祝賀会を控えるなど、しばらくは忙しい日々が続く。これも「看板力士」になった者なら、誰もが通る道だ。さらに上を目指すためには、多忙をはね返して結果を残すしかない。

 直近の5人の新大関のうち、4人が10勝未満に終わっている。新大関は最初の場所で苦戦する傾向にあるが…。6日の横綱審議委員会の稽古総見では低調だった貴景勝の場合は、どうなるか。