大相撲夏場所(12日、初日・両国国技館)を控えた7日、十両霧馬山(23=陸奥)が東京・中央区の「GINZA SIX」でイタリアのジュエリーブランド「MIMI」の図柄を使った化粧まわしを贈呈された。

 陸奥部屋の後援会長と、「MIMI」を取り扱うNWIホールディングスが取引先ということから実現。霧馬山は「うれしいです。もっと上を目指して恩返しがしたいです」と喜んだ。

 3本目となる化粧まわしに、陸奥親方(60=元大関霧島)は「4本目も作ってる。化粧まわしは多ければ多いほどプレッシャーがかかる。逆にプレッシャーをかけて、やる気も出てくる」と期待を寄せた。

 モンゴルから霧馬山の両親も来日し同席。父のビャンゴチュルンさん(49)は「もっと頑張ってほしい」、母のエンフゲレルさん(46)は「横綱になってほしい」と激励した。

 母の日が近いということで霧馬山は「MIMI」のペンダントをプレゼント。エンフゲレルさんは「美しい。非常に感謝します。お宝なので家に飾っておきます」と大喜びだった。

 霧馬山はモンゴル出身で2015年夏場所が初土俵。19年春場所に新十両昇進。陸奥部屋からの新十両誕生は08年の霧の若以来、11年ぶりだった。入門当初、師匠と「関取になるまで故郷に帰らない」と約束し、約4年ぶりに今年2月に帰国したという。