【大相撲春場所】鶴竜が世代交代に待った!

2019年03月19日 11時30分

鶴竜(右)は危なげない相撲で栃煌山を押し出した

 世代交代は許さない。大相撲春場所9日目(18日、大阪府立体育会館)、横綱鶴竜(33=井筒)が幕内栃煌山(32=春日野)を一方的に押し出して8勝目。全勝の横綱白鵬(34=宮城野)と1差を守った。取組後は「立ち合いが良かった。最後まで自分の相撲を集中して取れるようにしたい」と表情を引き締めた。

 最近4場所のうち3場所で休場。先場所は右足のケガで途中休場した。「痛みはあるけど、相撲を取っている時は気にならない。良くなってきた」と回復に手応えを感じている。

 1月場所では関脇玉鷲(片男波)が34歳2か月で初優勝を果たした。玉鷲が角界入りする道筋を鶴竜がつけた縁もあり、土俵を離れれば家族ぐるみの付き合い。玉鷲が優勝した日に次男が誕生すると、鶴竜は夫婦で病院を訪れて祝福の言葉をかけた。「年齢は向こうが1つ上だけど、入ったのは自分が先。もっと頑張らないといけない」と刺激を受けている。

 今場所は関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)の大関取りに注目が集まる一方で、白鵬、幕内碧山(32=春日野)ら30代の奮闘が目立つが「世代交代? いずれはそうなると思うけど、皆“まだまだやるぞ”と思ってやっている。そういう気持ちがないとね」と言葉に力を込めた。昨年優勝し、大関や横綱昇進を決めたゲンのいい春場所で完全復活を果たせるか。