【大相撲春場所】御嶽海 ライバル貴景勝に負けられぬ思い

2019年03月13日 11時30分

御嶽海は相性のいい貴景勝(左)を寄り切って快勝

 大相撲春場所3日目(12日、大阪府立体育会館)、小結御嶽海(26=出羽海)が関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)を寄り切って大関取りに挑む相手に土をつけた。取組後は「(相手を)引かせることしか考えていなかった。イメージ通り」とドヤ顔を浮かべた。

 1月の初場所は左ヒザ付近を痛めて途中休場。再出場から勝ち越して殊勲賞を獲得した。そのケガの影響で今場所前は関取衆と相撲を取ることができず“ぶっつけ本番”で出場となったが、初日に横綱鶴竜(33=井筒)を撃破するなど本場所での勝負強さを発揮している。昭和以降で単独5位の13場所連続で三役の地位をキープ。三役での実績で貴景勝を上回るだけでなく、初優勝も大関への挑戦も先だった。御嶽海は「相手の大関取りを意識? 全然」と否定したが、負けられない思いはあったはずだ。

 以前には「ほぼ同期生だし(貴景勝の)優勝は刺激になる。しっかり上(大関)を目指して頑張っていきたい」とライバル意識を口にしたこともある。この日で貴景勝には5連勝とし、大関候補の“先輩”として意地を見せた格好。大関再挑戦のチャンスを虎視眈々とうかがっている。

 1月場所で元横綱稀勢の里(32=荒磯親方)が現役を引退するなど土俵の「世代交代」が進みつつある中、次の看板力士を狙う争いにも注目だ。